西軍の本陣から数十分歩いただろうか。遙かに霞んでいた敵本陣にようやく辿り着いた一行は快く迎え入れられ、手厚いもてなしを受けた。取り合えずと一献授かった真人は悠長に構えているなと感心しながら酒を飲んでいた。 敵総大将の榊原泰幸はその恰幅の良い…
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