人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

今の競艇

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 結論から言うとここ数年のボートレースは温い !

温過ぎてもはやゆるゆるになってる気がする。そう感じるのは決して俺だけではない筈。これは何も俺個人の収支が悪いから言うてる訳でもないし最近ではたとえプラス収支で終われた日でもやりきれない時が多い。

今のボートの何が、何処が温く感じるのか? それはまず感性の問題でレースを見ていて理屈抜きにそう感じる事が多い。

俺もボート歴は20年以上あるが確かに昔から如何わしいレースはたまにはあったが今は頻繁にそれを感じる。よく言われてるのがやらず無気力レース、馴れ合い譲り合いの人情レース、そして八百長と。レーサーといえども人間であるから時には下手打つ事もあって当たり前なんだが問題はその質。ボートは基本ちょっとでも前に出れば抜かれる事は少ない、でも今はそれが余りにも多い、多過ぎる。無論お手々(腕、技量)の差、モーターの差もあるが例えば1、2艇身の差で競ってる時であればだいたい強い、巧い選手が勝つ。だが5、6艇身も差が開いてるのにあっさり抜かれるのはどう考えてもおかしい。スタートで遅れたり道中の展開のあやで上位入着出来んかった場合もしゃーないとしてもほとんど出来てるのに誰が見ても変なレース、理不尽なレースになった時は流石に頭に来る。実際こういうパターンで舟券外す人はかなり多いし俺もその一人だろう。

とはいえ峰、毒島、桐生等一線級のレーサーの走り方を見てると本当に巧いし強いし感服する次第なんだが。

 

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これは一昨年引退した元選手の西川昌希の著書でボート界の裏側を綴った暴露本と称されているが俺に言わせて貰えば単なる自叙伝ではっきり言って内容も大した事ないしその割に値段は高い(笑) とはいえそこそこの事は謳ってるみたいで満更バカにも出来ないといった感じかな。

この本に書かれている事を全て真に受ける訳でもないが読んでいたら嘘クソ云ってる気もしないのが率直な感想。

西川は数々の八百長に手を染め発覚して辞めた訳だが共犯の選手も居ると謳ってるし他にも八百長してるグループまで居ると云う。ただ悪にも一応仁義があるらしく名指しまではしていない。競走会がこれ以上自分を追い込むのであれば洗い浚い謳うとは言っているが。

そこで競走会も当初は西川を徹底的に追い込む腹であったみたいだが西川の覚悟にイモ引いたのか今では何もしていないと(笑) そんな半端な事で筋が通るのかと思うんだが選手と同じく競走会側にも温さを感じずにはいられないな~。

ま~そこまで文句ばかり言うのであればボート辞めたらええやんという話なんだが、それを言われたら一言も無いと(笑)

とにかく俺には今の日本自体が温く感じられるしそういう時代背景を憂いてか所詮世の中そんなもんやろと考える人も多いとは思うが少なくとも俺はそう簡単には割り切れないな。

たまにぐらい本気出せよと言いたい。

 

これは何も選手や競走会を誹謗中傷してる訳ではなくあくまでももっと真剣に真っ当なレースをする事や公正中立な采配、運営をして貰いたいと節に願う今のボート界、いや日本自体に対する俺の切実で正直な思いを謳ったまでである。