勝負師伝説 哲也
「勝負師伝説 哲也」
これは漫画「哲也 雀聖と呼ばれた男」がアニメ化された作品なんですが自分が大好きなアニメの一つです。博打好きな人にとって聖書みたいなもんですね。
今から20年ぐらい前に週刊少年マガジンで連載されていたんですがその当時は嵌ってて毎週読んでましたね。懐かしいです。
そんな訳でこの作品の見どころなんかを紹介して行きたいと思います。
哲也がクールでカッコよくて強い
当時の日本は終戦直後でまだみんな貧しい暮らしを強いられていたなか哲也はプロ雀士として裕福な暮らしをしている訳ですけど、ま~ちょっと不謹慎な感じもしますがそれだけ人生を麻雀に懸けてたんですよね。それはそれで凄いと思います。
哲也は負け知らずでどんどん勝ち続けます。何度か熱くなって負けた事もありますが師匠である房州の目に適ってからは至って冷静沈着でクールに徹して喋り方なんかもカッコいいです。
玄人技(ばいにんわざ≒イカサマ)を使わず正攻法でやった場合既に哲也の方が房州よりも強いんじゃないのかとも思うぐらいです。
そして牌を切る時の手で高く持ち上げる仕種、あれは笑えますよね。自分も昔は雀荘にもたまに行っていましたがそんな事する人は見た事ありませんでしたね 😉
玄人(ばいにん)への拘り
玄人技、玄人の掟、玄人の流儀等とにかく玄人への拘りが強いんです。
まず技としては当時はまだ自動の雀卓が無かったからでしょうけど手積みで牌を積み込んでいたんですね。だからこの「積み込み」こそが芸術技なんです。この時点で既に勝負は決まってると言っても過言じゃないと。後は握りこみや左手芸、エレベーター等の牌をすり替えるイカサマもありますがこれもバレなかったらイカサマには入らない、あくまでも玄人技の一つなんですね。
四人打ちでする場合の二人が組んでする技「通し(サイン)」も凄いです。言葉は交わさずアイコンタクトや手や顔での合図だけで次の一手を敵に悟られる事なく決める。本当にそんな事が出来るのかという話なんですが(笑)
最後に玄人技の真骨頂「燕返し」と。これは積み込んだ山の下段は既に和了ってて(天和)相手の目を盗んでそれと自分の手牌を入れ替えるという神技なんですが、これは流石に実践では無理がありますよね。でもアニメとはいえ凄いです 😉
そしてたとえ負けても決して愚痴などこぼさず博打の負けは「博打で取り返す」という玄人の掟。玄人技は使っても汚いやり方はしない流儀なんかに拘ってる所もカッコいいですね。
そんな訳で面白くて自分も大好きなんですが如何せんアニメの方はたったの20話で終わってしまうのが惜しくれなりません。おそらくは原作の1/5ぐらいしかないのかな?
せめてドサケンぐらいまではやって欲しかったんですけど、仕方ありませんよね 😢
でも20話でも十分楽しめます。自分のイチオシ麻雀アニメです。
なにはともあれ皆さんギャンブルはほどほどにしましょう。これは自分への言い聞かせでもあるのですけど 😉
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