人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

政治に見るエンタメ性

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 皆さんおはよう御座います。今日も一日ハリキッて行こう (*´▽`*)

という事で(どういう事やねん!)今日は趣味の一つでもある「国会中継鑑賞」について話をしたいと思います。

 

政治にエンターテメント性を求める事自体不謹慎かもしれませんが、これがあるからこそ国会は面白いのです。面白かったら国民の政治への関心度も上がると。ただ理路整然とした質疑応答を見ているだけでは面白くはないのです。

ま、賛否両論あるでしょうけどこれが持論ですね。

 

国会におけるエンターテイメント性とは

まずエンターテイメント (entertainment)とは、人々を楽しませる娯楽を指し、楽しみ、気分転換、気晴らし、遊び、息抜き、レジャーなどが類語とされている。とあります。

 

ま、一言でいえば楽しさや面白さって事ですよね。

それを国会に当て嵌めるとするとやはり「白熱した予算委員会という事になるのですが、そうなるには「大物政治家のスキャンダル」は欠かせないものになって来るんですよね~。

その大物政治家が関わっていたとされるスキャンダルといえば近年では「ロッキード事件」「リクルート事件」「東京佐川事件」等が有名ですけど、自分が一番面白いと思ったのはやはり「森友問題」です。

この森友問題が騒がれていた今から3、4年前の国会中継は一日欠かさずに見ていました。何が面白いかといえばまずは籠池さんの個性的なキャラ、それを味方に再起を図ろうとする野党の滑稽さ、常に足を引っ張る安倍昭恵夫人の天真爛漫、天衣無縫な人柄、それでも逃げおおそうとする安倍元総理と。

この辺の絡み合いが絶妙で面白かったですね。

 

本当に籠池氏は昭恵夫人から100万円の寄付金を直接手渡されたのか?

国会の証人喚問でもまず最初に問われたのはこの点でした。

自分の主観では貰っていたと思っています。

ま~理屈抜きにそう思っているだけなんですが一応の理由もあります。

それはテレビ番組で共産党の議員が「昭恵さんは寄付をする時は必ず自ら直接手渡さなければならないとご自身の著書でも謳っているのです」と言っていたのですが、勿論それだけでは確証にもなりませんが満更でもないような気もします。

この議員もよく調べたものです(笑)

仮にこの寄付が事実であったとしても違反にはなりませんから堂々と言えばいいのにと思いましたけどね。

そして籠池氏になかば脅されているような節もあったとはいえ仲良く笑顔で写っている写真にも笑えます。

 

本当に大量のゴミがあったのか?

土地の値段が8憶円から僅か1憶円に値引きされた最大の理由として敷地に大量のゴミがあった事が根拠とされていました。

ま、普通に考えればいくら長年放置されていた土地とはいえ何万トンもの大量のゴミなんかある訳が無いんですよね。

それを国会では「杭打ち機の尖端にゴミが付着していたから」などとクソ下らない理由で食い下がっていた官僚。

それに対して杭打ち機の仕様や岩盤層の地盤だとか、面積、体積とか、「まるで土木工学の話でもしているような感じ」で質疑していた野党議員にも笑えましたね。

政府が嘘をついているとすれば施工した業者やダンプの運送会社に訊けば分かる事なんですよね。ま~政府もあの手この手で策は立てていたんでしょうけど。

 

籠池氏のキャラクター

この人が詐欺を働いていた事は言うまでもありませんが、この人だけが悪い訳でもないとは思います。

国会で「事実は小説よりも奇なり」と尤もらしい事を堂々と言い放つ姿にも笑いました。

この人は本来学校運営よりも詩人か作家にでもなった方がいいような気もしますが。

でもあれだけ長期勾留を強いられていたにも関わらず権力に屈しない心根には感服する所もあります。

そして籠池一家のまるでコントでもしているかのようなキャラクター性にも目を引かれましたね。

 

他にも口の巧みな佐川元理財局長や後任の太田氏、前任の迫田氏に大物代議士等、この騒動、いや物語に出て来る登場人物の多さも面白い所でしたね。

 

とま~真実など誰にも分からないのかもしれませんが、この頃は森友問題というよりは寧ろ「森友祭り」といった感じで下手なバラエティー番組なんか見てるよりもよっぽど面白かったですね。

 

あとそんな無駄な話ばかりせず法案や政策のまともな審議をしろといった意見も多いようですがこの頃でさえ森友問題の質疑に使った時間は全体の高々1/3に満たないんですよね。ただそれを如何にも野党は与党の不正を追及しているだけみたいな事を報道するメディアと、それを真に受ける現代日本人の国民性にも問題はあるような気もします。

それは今の国会でも同じ事で不正や疑惑追及などには大して時間を割いてない事は国会中継を見れば一目瞭然なのです。

 

因みに自分は別に野党を応援している訳でもありません。

あくまでも真っ当な政治をして欲しいと思っている一国民に過ぎません。

だから右や左の二元論にも全く興味はありませんし、もはや今の日本に支持する政党など一つもないと、正に憂国も思いもありますね。

 

といった感じでこれからも白熱した面白い国会を見せて欲しいものです 😉