人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

ビッグ3たる所以

 おはようございます。今日は良い天気ですけど、またまた平日が始まりましたか~。 月曜拒否症候群の自分としては少し「滅」気味なのですが(笑) 

 

 でもそんな暗鬱とした気持ちをスカッと爽快、晴れやかにしてくれるニュースを目にしました。

 

gendai.ismedia.jp

 

 自分もお笑いでは一番好きな「明石家さんま」テレビでこの人を観れば自ずと明るい気分になれます。そして自分の人間の小ささを痛感しますね。

 さんまファンで自称ビッグ3マニアな自分としての見解を綴ってみたいと思います。

 

さんまの何処が凄いのか

 このニュースにもあるように、やはり口が達者な所ですよね。そして頭の回転が速過ぎると。テレビを観ていても口ごもる事なんかまず無いし、次から次に機転を利かせて喋りまくる。そしてあくまでも笑いに拘る姿勢ですよね。本当に凄いと思います。

 昨今のテレビ番組は報道バラエティーみたいなただ芸能人を集めてみんなで雁首揃えてニュースについて語り合ったり、映像を観ているだけとか料理を食べているだけ、或いはマジでクイズに答えているだけみたいな番組が多いように見受けられますが、はっきり言ってあんなものの何が面白いのかさっぱり分かりませんね。何がしたいの? と思ってしまうぐらいです。

 ですがさんまさんの番組はあくまでも笑いに拘った、それもトークが殆どで、だいたいは一人で仕切っている。こんな事他の人では無理と思います。それだけでも凄いですよね。

 そして何時も笑顔を絶やさず、一般人に対してもやたら愛想が良い所ですよね。こんな人は珍しいと思います。

 

ビッグ3全盛期


  一番面白かった時期はやはりビッグ3全盛期だったと思います。タモリ、たけしとは約10歳も年齢が離れているのにも関わらず対等、いやそれ以上に立ち回っていたさんまさんの才能には目を見張るものがありました。

 でも当然目上である二人には常に敬意を持って向かい合っているんですよね。あれだけ喋りまくりながらも決して生意気な事、まして悪口などは言わない。そのトークにはかなり高度な技術が必要とされると思います。

 そして注目すべきはたけしとさんまのやり取りですね。当時の二人のトークは恰も即興で漫才をしているかの如く凄まじいものでした。

  93年平成教育テレビのビッグ3のコーナーはクイズ形式になっていたのですが、さんまの「ウィスキーコーク」の冒頭の台詞を当てるという問題がありました。そこで最後の「めぐりあったその人を?と思う」この問いに、

「一度は別れたいと思う」

 とボケたたけしに対し、さんまは間髪入れずに

「誰がその頃から予告しとんねん」

 というツッコミを入れるのですが、タメ口とはいえ全く生意気な所を感じないのですね。勿論たけしのボケも面白いのですが、ただそれを否定するようなツッコミではなく、そのツッコミ方自体も面白いです。軽くでも乗っているんですよね。今の若手の漫才などとは比較にならない面白さと思います。

 その後、車庫入れにてたけしがさんまの車を壊すという恒例のオチがある訳ですが、この時のビッグ3が一番面白かったですね  😉 

 

 

www.youtube.com

 

 

 もう一つはこの後の94年ビッグ3ゴルフですね。ここでは英語禁止ホールが有名で勿論面白いのですが、自分は寧ろ冒頭のトークが好きでしたね。 あれだけで約30分も取っていた訳ですから凄いですよね。

 そして1ホール目でさんまが自分のクラブを紹介して

「今回は全部グレッグ・ノーマンで揃えたんです」

 と自慢げになっている所に今度はたけしが

「俺のは林由郎さんのなんだよ」

 とスジフリのようなボケをかます

「あんた規模小さいな」

 とさんまがツッコミうを入れるシーンがあります。

 何が言いたいのかと言えば、要するに当時の二人は両者が共にボケもツッコミも、ネタフリ、スジフリまで全て出来る、オールマイティーな芸人なんですよね。これだけでも今の漫才師とは比較にならないと思います。

  更にさんまは一人ツッコミも巧いですから技術的にはたけしの上を行っていると言っても過言ではないでしょう。

 

ビッグ3たる所以 

 他にもビッグ3の面白い所は多々ありますが、ビッグ3と呼ばれる所以は時代背景もあるでしょうとも、やはり 理屈抜きに感じるオーラですね。トークにしてもその佇まいにしてもテレビを観ているだけで他とは違うなという漂いが感じられます。

 タモリは二人のトークには余り入って行きませんが、それでも十分風格はあるし役割は果たしているんですよね。たけしが言っていた「タモさんまでもが一緒になってふざけていたら収集が着かない」というのも的を得ていると思います。

 亦言い方を変えればいくら面白かったとはいえ、はっきり言ってビッグ3にはそこまでの爆笑シーンは少ないです。爆笑度だけで言えばダウンタウンのコントの方が面白いかもしれません。

 自分が好きな芸人ベスト3は

1位ーさんま

2位ー松本(DT)

3位ー太田(爆笑問題

 なのですがいくら松本のコントが面白かったとはいえ、決して全盛期ビッグ3、特にのさんまさんには遙かに及ばないものを感じます。それは技術的な事は言うに及ばず、人柄や風格、総合得点に於いてもやはりビッグ3が一番ですね。

 

 そんなビッグ3も今や高齢になりましたが、「月満ちればやがては欠ける」世の中、栄枯盛衰の理には逆らえないと思います。ですからこういう話はあくまでも全盛期の話でしなければいけないとも思えるんですよね。

 そうなれば自分の主観ではビッグ3至上主義になってしまうという話です。

 

 そして最後に「人の悪口は言わない」という点については本当に敬服します。ま~少しは言ってるんですけどな。でも決して卑屈になならない、あくまでも笑いに変えて行ける所は流石ですよね。

 愚痴垂れ顎垂れ(神戸弁で文句や講釈垂れという意味)な自分などは大いに見習いたいとも思います。

 笑う門には福来るとは言ったものです。明るく生きて行くよう心掛けて行きたいと思います^^