人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

続・北斗の拳の矛盾点 2

 

リュウガは薄情者?

  ユリアの実の兄天狼星リュウガ。このリュウガもラオウと一緒でユリアの事をどう思っていたんだ? という話です。
 ユリアの実兄でありながら妹がシンに囚われていた時、何をしてたんだ? と言いたいですね。ラオウと同じように傍観してたのか? ラオウの場合はケンシロウの力を試していたという憶測も一応は出来ますが、このリュウガは実の妹の危機を放置しています。これはジュウザにも言える事ですが、どう考えてもおかしいですね。
 それでいながらユリアとシンの墓前に現れた時、墓守をしていたサキに対し
「その墓を何時までも守ってくれ」などと白々しい事を抜かしているんですよね~ 😕
そしてアホの一つ覚えで「乱世には巨木が必要だ」と連呼しています。でもやっている事は負けるのが分かっていながらケンシロウに無謀な闘いを挑む事と、もはや闘う事すら出来なくなった衰弱し切ったトキを虐めた事と。
 ラオウに対しては何もしていません、手下が少し早とちりをしていましたけど(笑) 要するにヘタレなんですよね。こいつの実力など五車星以下だと思います。
 そして最終的には自分自身も死んでしまうと。一体何がしたかったんだ!? という話なんですよね~。
 
 

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白々しいリュウ
  

五車星、風の務めとは? 

 風のヒューイが弱過ぎた事は今更言うまでもありませんが、無謀にもラオウに闘いを挑み、一撃の下に呆気なくやられ、弟のシオンが涙ながらに反撃しようしました。
 この時兵隊がシオンに対し
「風の務めは敵を誘き出し、その力を見極める事」
「後は貴方が見届けたヒューイ様の死に様と、拳王の強大さをリハク様にご報告する事です」
 と言っています。これ、おかしいと思いませんかね? まずラオウの力は今更確認するまでも無いだろって話です。依ってリハクへの報告もクソもない訳です。いくらリハクがケンシロウの力を見誤る程の無能だったとはいえ、ラオウの力さえ知らなかったのか? という話なんですよね。
 少なくともヒューイ如きがラオウの足止めなんか出来る訳が無いんです。それなのに無謀極まりないこの所業は浅はか過ぎます。要するにこのヒューイも無駄死に、犬死にしただけなんですよね。
 ならばいっそ拳王の本隊は相手にせず、村で幅を利かせていた雑魚の拳王軍団を成敗しまくっていた方がよっぽど効率的と思いますけどね~ 😕
 
 それどころかリハクは満身創痍の身体で帰って来たシオンを見て
「見事な、余りにも見事な」
 などと己が無能さを棚に上げてアホ丸出しな事を口にしています。
 風の務めとは何だったのでしょうか、無駄死にする事が務めであったとすれば余りにも憐れな話だと思いますね。 
 
 
 

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風の旅団を無駄死にさせたリハク
 

拳王軍団の兵士が紳士に見える 

 南斗五車星の頃になると拳王軍団にも変化が見られるようになります。特にユリアがラオウに囚われてからは周りに居る兵隊達にそれまで主流であった愚連隊ファッションの奴は殆どいません。
 これはどういう事なのでしょうか? 確かに拳王軍団はあくまでも部隊な訳ですから野盗の如き半端者ではありません。ですが以前の拳王軍団はいくら本隊であろうとも見るからにイカツイ、愚連隊のような風貌の奴等ばかりでした。それがこの頃には完全に様変わりしていますね。優しそうに見えるぐらいです。 
 ラオウは己が部隊の綱紀粛正でもしたのでしょうか?
  
 
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拳王軍団 before  after
 
 
 北斗の拳1では取り合えずはこんな所ですかね。次回からは北斗の拳2に進みたいと思います 😉