人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

総裁選の行方 ~現代人の精神年齢

 

 

          秋雨に  霞む時代の  先行きよ(笑)

 

 

 いやいや、それにしてもよく降る雨ですね。自分は雨が好きな方なのでいっそもっと烈しく降って日本列島を沈めてしまえと思わないでもありませんが、そんな事を言ってはいけません。

 女心(男心?)と秋の空とは言いますが、気候同様に所詮は人の心も無常なのでしょうか。であるなら尚更その中に一貫性を見出したいとも思ってしまう訳ですが、変化なくして進化なしとも言いますし、自分のような頑なな人間は多角的、多面的考察力の必要性に葛藤し続ける人生ではあります(笑)

 

総裁選の行方

 

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 結論から言えば何しとんねんって感じですかね。政界の動揺は今に始まった事でもありませんが、この緊急時に総裁選や選挙などしている場合かとも思ってしまいます。

 それも相変わらず派閥間の下らない駆け引きばかりに終始している様子を見るとまるで平安時代藤原氏が隆盛を誇っていた頃の馴れ合い仲良し倶楽部ともいえる腐り切った内裏の摂関政治を思い浮かべずにはいられません。

 要するに英雄が居ないんですよね。この治世に英雄の出現など誰も望んでいないのかもしれませんが、かといって余り無為無策な政治ばかりされると一体何がしたいのかとも思いますし、情けなくもなって来ます。

 そして選挙の度に謳われる

「新しい政治、新しい日本を作る」

 とかいう尤もらしい台詞。もう聞き飽きましたね。何をどう変えるのだ、どう変わったんだとしか思えません。はっきり言って何一つ変わっていないんですよね。腐り切った政界の形態などは今も昔も全く同じに見えます。それでいて変えなくてもいい所を弄りまくって訳の分からない世の中になってしまっていると。

 正に本末転倒とはこの事で、もはや日本の総理や閣僚に名誉などは無いに等しいのではないでしょうか。ただ利権を貪りたいだけとしても世論を舐め過ぎたが為に辞任してまた復帰を試みている政治家達の姿を見ていると無論一切の矜持は感じられない訳ですが、どうせならもっと巧くやれよとも思ってしまうほど滑稽に見えてしまいます。これなら小学生の学級委員の方がまだ有能であるような気もしますね。

 国民も国民で相変わらず何処の党が良いとか悪いとか。もうそんな次元の問題でも無いと思いますね。そして右左の必殺二元論と(笑) 基準すら無い今の日本には右左どころか上も下も良いも悪いも今も昔も何もありません。あるのは虚無だけです。

 本気で日本を変えたいのなら、もっと根本的な所から変えて行って欲しいと節に願う今日この頃ですね。

 

現代人の精神年齢

 

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 この事故についても綴った事があるのですが、裁判長から謝罪を求められるこの被告は一体全体何物なのでしょうか。そこまでして頑なに謝罪を断る被告の精神構造は完全に理解不能です。

 無論理解出来る訳もないですし、理解しようとする行為自体が無駄とも思えるのですが、まさか謝罪の仕方、「すいませんでした、申し訳ありませんでした」という言葉すら忘れてしまったのでしょうか。勿論そんな筈はありません。一応は普通に喋っています。たとえ謝罪を受けたとしても被害者遺族の気持ちが充たされる事は永久に無い訳です。でも誠心誠意謝って貰えば多少なりともその気持ちは安らぐと思います。

 それなのに逆に被害者遺族の心を逆撫でするような事ばかり、そういう態度に終始している被告は正に人非人と言わなければなりません。こんな事が許されてはそれこそ世も末です。極端な話、拷問刑でもいいぐらいだと思ってしまいますね。

 でもこういう事はこの事故に限った話でもなく、今や世界中に溢れていると思います。何故ケジメが付けられないのか。何故一言でも素直に謝る。或いは「ありがとう」と謝意を表せないのか。日常生活でもこういう事が多く感じられます。

 明らかに迷惑を掛けているのにも関わらず、何も言わない、もしこっちから何か言えば逆切れする始末と。それこそ話は飛躍しますが、それならまだヤクザの方がましなんじゃないかとも思えるぐらいですね。彼等は下手打った場合、まずケジメとしてエンコを飛ばす事が多いです。無論そんな事を一般社会に用いるべきだとは思いませんが、最低限の詫びは絶体に必要だと思いますね。中学生の反抗期じゃあるまいし、そこまでして頑なに意地を通す神経が理解出来ません。

 もし素直に謝意を表す事が恥ずかしい、情けない、ダサいといった下らない風潮が瀰漫しているとすれば、現代人の心はどれだけ貧しくなってしまったのかと憐れで仕方ありません。 

 ただ百歩譲って妥協するとすれば、人の寿命は年々伸びて来ていますから精神年齢もそれに比例して成長が遅くなって来たのかなとも思える所なのですが、それでも納得は出来ません。何故なら人は生まれた時は絶体に素直な筈だからです。それが年を取るに連れて成長して行く訳ですが、現代社会を見るとどうも肉体は成長しても精神は逆に劣化の一途を辿っているように思えてしまいます。

 童のあの屈託のない天使のような笑顔。子供から学び取る点は多いと思うのですが、それを大人が無駄にしてしまっているのではないでしょうか。

 下手に進化する事ばかりを考えずに、原点に立ち返り初心を取り戻す事の方が先決であるような気がしますね。

 

 という事で今日もまた今更言うまでもない硬い話をしてしまいました。気を悪くされたなら申し訳ありません。

 今日は串カツ記念日らしいです。紅葉の秋を満喫出来る日が来るのを願って前向きに生きて行きたいと思います。近々ブログでの小説執筆にも復帰したいと思っていますので、また宜しくお願いします 😉