人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

バス旅シリーズは面白い

 

 

          人知れず  秋を儚む  天意かな(笑)

 

 

 真に春秋の短さを感じているのは人間よりも寧ろ天、自然であるような気もしないではないのですが、実際にはどうなのでしょうか。

 皆様お久しぶりです。ようやく落ち着いたのでまたブログに復帰しようと思います。

宜しくお願いします^^

 今日は自分が大好きな「元祖ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を始め「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」や、「太川蛭子の旅バラ」、「路線バスvs鉄道」、「路線バス陣取り合戦」等、旅バラ、水バラ、一連のバス旅シリーズについての感想を綴って行きたいと思います。

 

元祖ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 結論から言うとやはりこれが一番ですね。蛭子さんのキャラクターは言うに及ばず、過酷な旅番組とは言いつつも旅の風情を感じさせてくれるようなシーンが結構多かったように思います。

 バスの運転手、乗客、案内所、店に宿、道行く人々、そして太川さん蛭子さんマドンナと全ての登場人物が朗らかで親切で和やかで、正に心安らぐ人情触れ合い旅だったと思います。

 歩く距離は長かったですけど、それを苦にしながらも結局は歩き切る所も素晴らしいですね。ただ自分としては現代人の歩行離れを嘆かずにはいられない訳なのですが、それを裏付けるような都会の喧騒も確かに人の精神と肉体に脆弱性を齎してはいるのでしょうね。人も車も少ない田舎道ならいざ知らず、街中で何kmものウォーキングをする事は実際難しいです。

 10年前に自分が福島に出張してた頃は辺りは警戒区域に指定されていて言い方は悪いですがゴーストタウンになっていたので、人も車も殆どいませんでした。だから休日には片道1時間半、往復3時間掛けて約14kmの道程をウォーキングしてたのですが全く疲れませんでしたね。それはやはり精神的な意味で疲れなかったのだと思います。これを地元でするとなればまず無理です。でも自分のような足腰の弱い者でもそれだけ歩けたのですから、人間というものは元々長距離を歩けるものだとも思いますね。

 話は逸れましたが要は理屈抜きに面白かったという事ですね。どの回も好きでしたが強いて言うなら......、やはり全部ですね(笑) とにかく太川さん蛭子さんの阿吽の呼吸が織りなす絶妙のバランス感覚が素晴らしかった事に尽きると思いますね。

 

ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z

 これも当初は面白かったと思います。田中さんも羽田さんも最初は気合入ってたんでしょうね。太川さんに比べると明らかにテンションは低いと思いますが、何もテンションが高ければ面白いというものでもないのでそれも一興、これも一興でそこに咲かせる花もあるでしょう。

 ただ、余りにも口数が少ないのも気になりますね。もう少しでもコミュニケーションを図らないといけないのではないでしょうか。

 それを一番感じたのは第15弾、鈴木杏樹さんがマドンナの時でした。鈴木杏樹さんに対して羽田さんが

「ゴールする事が目的なんですよ!」

 みたいな事を少し語気を強めて言っていましたが、確かにその通りです。でも実際に鈴木杏樹さんは足を痛めていた訳で、そんな状況ですら無理をしてまで進む必要は無いと思いますね。それどころか優しい言葉の一つ掛けずに先に進もうとしているその姿にははっきり言って不快感を覚えましたね。いくらそれが番組の趣旨であるとはいえ、そこで優しい言葉を掛ける事は温(ぬる)い事にはならないと思います。

 そしておそらくは鈴木杏樹さんよりであったと思われる田中さんも何も言わなかった事ですね。もう少ししっかりして欲しい所です。これすら演出という可能性も否定までは出来ないのかもしれませんが、もし演出であるならスタッフのセンスにも首を傾げてしまいます。

 何れにしても会話が足りないからこそこういう状況に陥り易くなっているような気がしますね。改めてコミュニケーションの大切さを知ったような気がしましたね。

 

路線バスvs鉄道

 元祖路線バス旅が終わってから自分が一番嵌っているのがこれです。太川さんと村井さんの息はピッタリ合っているように見えます。

 勝つ事に執着する二人の心意気は凄いですね。もうちょっと旅番組っぽくしてみてはという意見もsるみたいですが、ここで手を緩めては逆につまらなくなってしまうと思います。でも気合を入れてやっていても旅の風情は十分に伝わって来ます。それはやはり元祖路線バスの旅とは比較にならないまでも、そこそこの距離を移動しているからだと思いますね。

 そして一番面白いのが

「もうここまで来ると勝ちたいですね」

 終盤に来てゲストが放つこの一言ですね。これを口にしている人は多いのですが、最初からは思っていなかったのでしょうか。

 ま、とにかく今はこれが一番好きな番組です。

 

陣取り合戦

 これも面白いのですが、近場をうろうろしているという点では他よりも一歩劣りますかね。太川さんもこれにはそこまで気合が入っていないような気もしますが、こんな事を言っては駄目です 😒

 自分のようなトーシローの主観ですが、この番組は他と同じように接戦するのではなく、寧ろ大差をつけてどちらかが圧勝するパターンの方が面白いような気もしないではありません。

 

最近の傾向

 ネットニュース等を見ているとテレビ番組についてのエンタメ記事が多く目に付きますがこれもどうかと思いますね。この一連のバス旅シリーズでも或るタレントが共演NGにしたとか、あの人は嫌いだとか、あれはおかしいだとか。

 はっきり言って何が言いたいの? と思ってしまいます。この番組に関わらず特に多いのが共演NG問題ですね。それを一々公表しようとする理由が全く理解出来ません。勝手にしたらとしか思えませんね。そんな事でしか何かを主張する事が出来ないのかと思ってしまいます。精一杯の抵抗がしたいのか何かは分かりませんが健気にも憐れな感じがしますね~。

 言うなれば比例区で当選させて貰っておきながら、後に離党する儀礼の欠片もない政治家に似たものを感じます。無論それだけの力があって活躍出来るような人であれば何も言う事はないのですが、そこまでしていがみ合う事もないのではと人間の性を悲観してしまいますね。これもネット社会の歪みなのでしょうか。

 ま、同じような事をしている自分が人様の事を言うのもおかしいのですけれど、時代の流れに美が感じられない所ですかね 😢

 

 という事で以上、バス旅シリーズについての感想でした。また小説も書いて行きたいと思っていますが、不本意ながらも前の作品は一旦止めて、新しいものを作って行くつもりです。

 文學会と群像の二つに全身全霊で取り組んでいると、今まで自分が書いていたのが如何に稚拙な小説であったかを改めて知ったような気がしました。ローマは一日にして成らずとは言ったものですね。もっともっと精進して行きたいと思います。

 では皆様、この素敵な秋に良い一日を 😉