人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

祝 アクセス10000超え

 

 

         如月の 蒼穹(そら)にも泛ぶ 正月よ(憫笑)

 

 

 まだまだ寒い日が続きますが、皆様如何お過ごしでしょうか。暖冬なのか寒冬なのかはっきりしない天候に、精神までもが翻弄されているような気がします。

 補正され美化された、都合の好いノスタルジア追想)に浸る癖がある自分としては、毎年のように、一瞬にして過ぎ去ってしまう正月(年末年始)の、早々と厳粛を懐かしむ余り、未だしてその心は冬眠したような状態です(笑) この為体、正に汗顔の至りですね 😓

 

祝 10000超え

 

 

 ブログを始めて約二年での成果です。平均で見ても少ない部類だとは思いますが、この10000アクセスという数字自体には、素直に喜びを感じます。これも偏に皆様のお陰です。有難う御座います^^

 今にして思えば、ブログなるものに目覚めた当初は、自分はまだ右も左も判らぬ新卒同然の、おぼこい青年でした(何でやねん)
 それがいざ書き始めると、この凡庸極まりない感性が故知らず、理屈抜きに刺激を覚えたのか、子供がおもちゃ箱を開ける時や、長い鬱蒼とした洞窟のゴールたる光暉を目にした時の昂揚にも似た、歓喜に充ちた、己が感覚を超越したかのような情動(エモーション)に駆られ、衝動のままに筆を走らせる有り様でした。
 その時に生じた直感が、自らの人生を体系的に捉え、体系の中に根差す、自力ではひねり出す事が難しい程に疲弊しかけていた意識的感覚を昇華させたいと、静かにか細くも、冷冽で堅強な蝋燭の炎を以て躍動しました。

 黎明の啓示を享受したと言えば余りに大仰で、羞恥を禁じ得ない所ではありますが、受動的で堕落した人生を彷徨していた自分にとっては、それは正に透徹した暁色に輝く草花の笑顔を想起するもので、心に沈殿する数々の悲哀は、忽ちにして自然の無限に依って鎧袖一触されました。
 しかしながら、それだけで全てが解決される程、甘い人生でなければ世の中でもありません。元々怠惰であった自分は、三日坊主の名に恥じぬ見侭で超然とした日々を送り、自他共に生起される遍く事象に冷笑で応え、己惚れた、不遜な厭世主義を貫いて来ました。

 やはり先天的な性格までは変えられないように思われます。でもそこに在るのは惰性で象られる諦念ではなく、その拭われない瑕疵を一生引き連れて行こうとする、潔い覚悟だと、また尊大な自負を抱く所でもあります 😓

 

 という事で、またまた久しぶりのブログ更新となった訳ですが、この心の冬眠に、一条の光を照らしてくれた、アクセス10000超えという細やかな祝いには、改めて謝意を申し上げたいです。そして更に美しい、壮麗な梅の開花を夢見て、これからも自分なりに精進して行こうと思います。

 では皆様、ごきげんよう 😉