人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

とんぼ

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     ああ、倖せのとんぼよ~何処へ~、お前は何処へ飛んで行く

        ああ、倖せのとんぼが~ほらぁ! 舌を出してぇぇ笑ってら

      

  カラオケに行くと絶体に歌う曲の一つなんですがスナックなんかで歌うとみんな乗ってくれて盛り上がる事も多いです。勿論下手ですけどね 😅

でも下手ながらにもこの曲だけは熱唱、激唱、絶唱しないと剛さんに対しても非礼になってしまうのです。

という事でそんな長渕ファンの自分としては触れない訳にはいかないドラマ「とんぼ」の紹介をしたいと思います。

 

このドラマがオンエアされていた時自分は小学六年生でした。それまでも長渕のドラマは結構見ていましたが、とんぼからは役柄が一変してヤクザ役になっていたのです。それに愕いた方も結構おられるのではないでしょうか。でもヤクザ役も難なくやりこなす長渕は流石としか言いようがありませんでした。当時はめちゃくちゃ嵌りました。

そんなとんぼが長年に渡る封印を解いて一昨年やっとこさビデオ化されたんです。

ま~色んな裏事情もあったのでしょうけど久しぶりに見るとやっぱり面白いですね~。

今の時代にはまずない描写が多いんですよね。その辺も長渕ならではだと思います。

 あらすじ 

2年の刑期を終え、出所した暴力団八田組の若頭・小川英二。しかし、出迎えに来たのは舎弟分の水戸常吉だけだった。 英二が服役中に、さまざまな問題が起きていた。妹・あずさは勝手に大学を中退して喫茶店で働いていたり、恋人・夏実は英二が刑務所に入ってすぐに他の男と付き合っていた。また英二は刑務所の中で八田組のさまざまな裏事情を握っていた。英二の下克上を恐れた組長・八田昇は英二を始末しようと企んでいた。そんな中、あずさの働く喫茶店のオーナー・波子と出会い、波子は英二に想いをよせていき、また英二も波子のことを気になりかけていた。  

 キャスト 

小川英二 - 長渕剛 

小川あずさ - 仙道敦子

水戸常吉 - 哀川翔 

宮沢波子 - 秋吉久美子

河合松次郎 - 植木等 

八田昇 - 中野誠也

峰山 - 堺美紀子

石橋 - ピース(ゆーとぴあ)

田所 - 楠大典 

直(通称ピアス)- 寺島進 

鉄 - 石倉三郎

竹尻建造【 広島の叔父貴】 - 梅宮辰夫(特別出演) 

見どころ

はっきり言って全てですね。どのシーンを見ても面白くて目を離す所なんて一つもないとは思いますが強いて挙げるとすれば、まず序盤では英二が喫茶店でチャラチャラしている客や、蕎麦屋で行儀の悪い高校生にカマシを入れるシーンですかね。

あういう演出も長渕ならではとは思いますが特に今のマナーもモラルもないような現代社会では必要とも思う所ですけどね。

そして終盤になりいよいよ英二と組の関係が悪化し出した頃、英二が堂々と組に乗り込んで行く場面ですね。

組長とは一応話をつけて大金を持って帰ろうとした時寺島進が英二に絡んで行き耳を切られてしまうんです。これは当時インパクトありましたね~。ドラマとはいえその映像は強烈に見えました 😱

 

そして全般を通して言えるのが「長渕キック」なんです。

この長渕キックというのは特殊なキックで相手を蹴った後自分自身も倒れ込んで行くんです。その余りにもオーバーなアクションが実に絶妙で面白いんです。蹴ってる時に何か早口で文句も言っています。

長渕の立ち回りは独特なものがあって殺陣師も絶賛していたという新聞記事を昔読んだ事があります。この辺も長渕ならではで彼の才能の凄さを知らされます 😉

 

あと英二がサザンの曲をDisっているシーンや波子との恋愛、弟分常との絆、血まみれで街を歩くラストシーンも面白かったですね。

 

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最後に

とにかくこの頃の長渕は最高でしたね。それまでの長渕も好きでしたけど自分はこのとんぼから長渕にド嵌りして二十代前半位まではっきり言って洗脳されていました(笑)

まだ若くて尖っていた所もあるでしょうし時代背景もあったとは思います。

勿論今の長渕がダメと言ってる訳でもないですが余りにも時代が変わってしまいましたね。

このドラマには現代日本人が忘れてしまった、見失ってしまったものが一杯詰まっています。そういうものを感じさせてくれますね。

でもそこまで硬い感じでもなく卑屈な描写もないのです。

面白いものは面白い、後世に残る名作だと思います 😉

 

 

 

 

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