人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

続・北斗の拳の矛盾点 3

 
 さあいよいよ北斗の拳2、まずは帝都編から始めたいと思います。北斗は1より2の方がおかしな点は多いような気がしますが、その前にちょっと気になるニュースがありました。
 
 このニュースに依ると女性キャラクター1位はあの人なのですが、それは自分も同じですね。あの人はユリアよりも色気があるんですよね~。やはり北斗ファンの見ている所は同じなのでしょうか(笑) 
 という事で本題に移りましょう。
 

拳王軍団と南斗の部隊は何処へ?

 時は流れ、世は天帝軍が支配する恐怖の時代に逆戻りしていました。ジャコウ率いる天帝軍は傍若無人の限りを尽くし、虐げられた民衆は貧しい暮らしを余儀なくされています。
 そこでバットとリンが率いる北斗の軍が反乱を試み大いに活躍はしますが、如何せんケンシロウのような圧倒的な強さはありません。みんなはケンシロウが再び現れるのを待ち望んでいました。
 まずここで引っ掛かる事があります。拳王軍団は完全に死滅したしまったのか? という事です。前回綴ったように拳王軍団も晩年は紳士的な部隊に様変わりして改心した者も多かったと思われます。あれだけ居た兵士達は全滅してしまったのか? 
 ラオウはファルコにも闘いを挑んでいますから時系列的に見ても年齢差は余り無い筈です。まして拳王軍団の兵士達が帝都に寝返たっとも考え難いです。
 そうなるとやはり死滅したか、散り散りになってしまったのかという事になると思うのですが、その中には猛者も沢山いた筈ですから、どうせなら北斗の軍に加わって活躍すれば良かったのではないでしょうか。
 次にリハク率いる南斗の軍団も同じです。だいたい南斗の都はどうなってしまったのでしょう? これすら天帝軍に潰されてしまったのでしょうか? 相変わらずのリハクの無能さにも困ったものです(笑) これらの軍団が北斗の軍に加わればかなり強大な部隊になっていたと思えます。
 そうなればバットやリンももっと活躍する事が出来、そこまでケンシロウ頼みになる事も無かったと思いますけどね~ 😕
 でもケンシロウと再会したシーンは泣けますけどね 😂
 
 

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孤軍奮闘する北斗の軍
 

ソリアの立ち位置

 ファルコの次に強いであろう元斗の将軍紫光のソリア。このソリアはマミヤの村の洞窟で彫り物をしていた長老を滅殺してしまいます。
 そしてケンシロウを誘き出し、見事ケンシロウにやられるという無様なオチが付いて来る訳なのですが(笑) いくらケンシロウを誘き出す策とはいえ、何故一般人の長老までをも手にかけたのかという話なのです。惨過ぎますね~。こいつがファルコ寄りの将軍であったとすればそんな酷い真似はしないのでは? と思うのです。実際ファルコは帝都内でもか弱い老人を助けたりしています。それなのにソリアに至ってはいくら北斗に組する者とはいえ長老にまで手をかけるとは言語道断です。ケンシロウを誘き出す為だけならば少しヤキを入れる程度で良かったのではないでしょうか?
 それともソリアはファルコ寄りの将軍とはいえファルコほど甘くは無かったという事なのでしょうか。北斗の拳1の前半から登場していたこの長老が気の毒で仕方ありませんね。
 ソリアの立ち位置は釈然としませんね~ 😕
 
 

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非道にも長老に手をかけるソリア
 

全てはファルコの甘さに端を発している

 ファルコ本人がこう言っていますが本当にその通りです。ファルコがもっとしっかりしていれば何の問題も無かったのです。それは勿論天帝ルイの双子の妹として生まれたリンを殺さなかった事などではありません。それは素直に優しかっただけと思います。  
 真の過ちは元斗光拳最強を自負しながら帝都を掌握出来なかった事に尽きます。
 
ラオウにジャコウを殺せと言われた時

 この時点でジャコウが将来悪の元凶となる事を見抜いていたラオウは流石です。それを母の姿を見て戸惑ったとはいえジャコウをそのままにしたファルコはやはり甘いですね。
 ですが民衆の事を想い己が片足まで差し出したファルコの優しさを感じたラオウラオウです。それならばいっそラオウが直々にジャコウを殺していれば良かったのです。そうすれば完全に後顧の憂いを絶ち切る事が出来たでしょう。そういう意味ではラオウにも非はあるとも思えます。
 
ファルコ自身の甘さ

 こうしてみすみすジャコウをのさばらせる事になってしまった訳ですが、その過程に於いていくらでも天帝の身をジャコウから救い出す事も出来た筈です。だいたいいくらジャコウが悪賢いとはいえこんなヘタレ丸出しの奴に帝都の兵士達は言うに及ばず、何故元斗の将軍までもが付き従っているのかという話でもあります。
 天帝の命を握っているとはいえジャコウのようなヘタレをファルコは何故どうにも出来なかったのでしょうか? ファルコの圧倒的な強さを持ってすれば一人だけで帝都を牛耳る事も可能だった筈です。それが何故ジャコウ如きの言いなりになっていたのか?
どう考えてもおかしいです。
 ファルコがもっとしっかりしていればショウキを死なす事も無かった訳で、万事巧く遂行していた筈です。(それを言ってしまえば物語は成り立ちませんが)
 とにかく甘いですね~。ソリアは非道に見えますがファルコは甘過ぎると。いやはや、アニメの話とはいえつくづく人間というものは難しいですね~ 😒
 そしてリンは修羅の国へ連れ去られ、ファルコもまたケンシロウに助けられると。結局はケンシロウがいない事には何も成就していないんですよね。いくら強い拳法家が揃っていてもみんな無駄死にしています。勿体ない話です。 
 
 

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その甘さ故にジャコウ如きになぶり者にされるファルコ

 
 という事で北斗の拳2、帝都編はこんな所ですかね。次からはいよいよ修羅の国編に進みたいと思います  😉