人生は花鳥風月

森羅万象様々なジャンルを名もなき男が日々の心の軌跡として綴る

五輪ピックを6.5倍楽しむ方法  ~記憶に残る名選手達

 

          炎天下  蝉も汗ばむ  葉月かな(笑)

 

 いよいよ8月になりましたかぁ~。やはり時は一瞬たりとも止まってはくれないみたいですね。当たり前ですけど。

 世の中はオリンピック一色という感じに見えますが実際はどうなのでしょうか。何れにしてももはや五輪開催の賛否は是非にも及ばぬ話になってしまいました。こうなったからには出場されている選手達の応援をする事こそが民の義務であるとも思う所であります。ガンバレー !^0^

 

 という事で(どういう事やねん?)このオリンピックを何倍も楽しむ方法なのですが、それはやはり悠久の歴史を持つオリンピックで輝かしい雄姿を見せてくれた往年の名選手達。その記憶を辿る事でこそ得られる享楽だと確信しています。

  その為にもまずはそのオリンピックの歴史から振り返って行きたいと思います。

 

古代オリンピック  

 古代ギリシアのエーリス地方、オリンピアで4年に1回行われた当時最大級の競技会であり、祭典である。ギリシア語ではオリュンピア大祭、オリュンピア祭典競技とも呼ぶ。オリュンピアにはエーリスの祭神・ゼウスの神殿があった。本競技会・祭典は紀元前8世紀から紀元後4世紀にかけて行われたもので、ギリシア四大大会のひとつである。

 

 ギリシア神話に残る祭の起源には諸説ある。 ホメーロスによれば、トロイア戦争で死んだパトロクロスの死を悼むため、アキレウスが競技会を行った。これがオリュンピア祭の由来であるとする説がある。

 別の説によれば、約束を破ったアウゲイアース王を攻めたヘーラクレースが、勝利後、ゼウス神殿を建ててここで4年に1度、競技会を行った、といわれる。

 更に別の説によれば、エーリス王・オイノマオスとの戦車競走で細工をして王の馬車を転倒させて王を殺し、その娘・ヒッポダメイアと結婚したペロプスが、企てに協力した御者のミュルティロスが邪魔になったので殺し、その後、願いがかなったことを感謝するためにゼウス神殿を建てて競技会を開いた。

 ペロプスの没後も競技会は続き、これが始まりだ、というものである。 いずれにせよ、神話に残る競技会は何らかの事情で断絶し、有史以後の祭典とは連続性をもたない。なおこれらの伝承のうちのいくつかは、エーリス市民らがオリンピックの由来を権威付けるために後に創作したものも含むと考えられる。

 

 とありますね。つまりは古代オリンピックとはギリシアで神話の時代に起源を持つスポーツの祭典なのです。神々は烈しい闘争や醜い不倫に明け暮れていただけではなくスポーツも好んでいた事が分かりますね。流石としか言いようがありません。

 

近代オリンピック 

 1896年(明治29年)、フランスの教育学者クーベルタン男爵の「スポーツによる青少年教育の振興と世界平和実現のために古代オリンピックを復興しよう」という呼びかけに応じてに開催されるようになった。

 オリンピズムに基づき行われる祭典であり、オリンピズムを人々に広めるための祭典である[1]。オリンピズム(オリンピック哲学)が目指しているのは、平和な世界を実現し人間の尊厳を護るためには人類の調和的な成長が必要なので、そのためにスポーツを役立てることである。

 国際オリンピック委員会(略称: IOC)が開催する。各国語で短く「Olympics オリンピック」と呼ばれ、日本語ではオリンピックシンボルにちなんで五輪(ごりん)と呼ぶこともある。

 近代オリンピックは平和の祭典であり、単なる総合スポーツ大会ではない。

 

 とあります。 だから何やねん? と言っては話を終わってしまうのですが、近代オリンピックも125年の歴史があるという話ですね。

 

記憶に残る名選手達 

 ここからは自分の主観の話になって来るのですが、その素晴らしい雄姿は今でもはっきりと目に焼き付いています。 彼等から感じる事は人生の糧にもまりますし、大いなる夢を与えてくれますよね。本当に感謝しています。

 

カール・ルイス 


 フレデリック・カールトン・ルイス(Frederick Carlton "Carl" Lewis, 1961年7月1日 - )は、アメリカ合衆国の男子元陸上競技選手。

 身長188cm・体重88kgの体躯を駆って、国際陸上競技連盟の世界順位に初めて載った1979年から1996年のオリンピック終了までに、10のオリンピックメダル(うち9つが金メダル)と10の世界選手権メダル(うち8つが金メダル)を獲得した。

 

 とあります。鮮明な記憶として残っているのはやはりロサンゼルスオリンピックですね。 彼はここで陸上100m、200m、走り幅跳び、リレーと4つの金メダルを獲得しているのですが、自分としては成績は言うに及ばず、カールルイス自身の魅力なのです。

 彼の前身に漲るパワー、ハングリー精神ムキ出しの表情、走るスタイル等々。その姿を観るだけで感動を覚えます。

 後々彼の記録は次々に塗り替えられて行きますが、そんな事はどうでも良いです。とにかく彼の雄姿が理屈抜きに素晴らしいのです。カリスマ性とでも言いましょうか。基本的に無気力無関心な自分がここまで感動したのは初めてかもしれません。はっきり言って今の時代には絶対に居ない存在ですね。本当に大好きでしたね。

 

ベン・ジョンソン


 カールルイスと来たらこの人も上げない訳には行きません。成績も凄いですね。ただドーピング事件は悔やまれる限りなのですが、実力者であった事には違いありません。

  

山下泰裕、斎藤仁、古賀捻彦


 柔道といえばこの三者。三闘神といっても過言ではないでしょう。彼等の活躍も本当に素晴らしかったです。共に金メダルを獲得しているのですが、哀しい事に三人の内二人までもがお亡くなりになりました。古賀氏の格言は以前にも綴った事があるのですが、実に奥深い言葉ばかりです。スポーツマンシップとは言いますが、それを超えた人格者であると思います。

 

鈴木大地  


 バサロ泳法で一躍有名になった金メダリストですが、彼の泳ぎ方は神がかっていましたね。一応水泳部出身の自分としても彼の存在は憧れでした。

 ドルフィンキックを背面で行うバサロ泳法。これをあんなに長い距離でする事は本当に凄いです。後にバサロ泳法は禁止されましたが、仮に合法であったとしても鈴木大地選手の上を行く者がいるのかという疑問は残ります。

 正にイルカのような人でしたね。

 

岩崎恭子 


 水泳女子といえばこの人を置いては語れません。彼女も女子最年少金メダリストという素晴らしい記録を持っていますが、やはり記録よりも記憶であの泳ぎ方は鈴木大地選手同様神がかっていました。

 

 という事で記録は勿論、記憶に残っている名選手の思い出を語って来ましたが、その素晴らしい雄姿を思い起こして行くとオリンピックを何倍も楽しむ事が出来ると思います。成績に依って決まるメダルなのですが、記憶に残る選手は寧ろ心の金メダルを獲得したのではないでしょうか。自分が獲得しただけでなくみんなに感動を与えてくれた名選手の雄姿は何物にも代えがたい世界の宝だと思いますね。

 東京五輪での皆さんのご活躍をお祈り致します 😉